YZF-R1のレーシングチーム

YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる 22

レーシングチームのブログ内は未だに残暑厳しい9月です。
以前にサンデーロードレース第4戦に出場し、タイヤが間に合ったおかげでサンデー初参戦で2位に入賞した時のお話です。

MFJ(日本モーターサイクルスポーツ協会)が公認し開催されるレースには、予選前に「車検」があります。もちろん公道用バイクの陸運局で受ける車検とは大分違います。
出場車がルールで定められた改造範囲に適合しているのか? 
安全のために義務付されているパーツや処置は正しく処理されているか?
バイク本体だけではなく、使用するヘルメットやツナギなどを含めて「車検」を受けなければなりません。
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そして車両重量も量ります。ルールで「最低装備重量165kg」と決められていますので、でっかい体重計に乗っけて量ります。
これはレースマシン作成のコストを、掛け過ぎを防ぐために設けられたルールです。
金さえかければドライカーボンカウルや各ステーをカーボンなどに交換、全てのボルト類をチタン製に、果てはベリリウムとかの特殊合金などなど、際限なく金をかけて軽量化できます。
がしかし、それをOKするとお金持ち絶対有利となってしまい、一般の方が参加しにくいレースとなってしまって、結局参加人数が減ってツマラナイ事になってしまいます。
そのために最低重量を決めて、むやみにお金を掛けられないようにしてあります。

当チームのマシンは現在、「軽量化のための工夫」は一切しておりません。いらない部品を外し、安全第一でパーツを組み込んであるだけですので重いハズ・・・。

しかし量ってみたら、ガソリンが10Lぐらい入った状態で脅威の176kg
軽い・・・予想していたよりずっと軽いガソリン入ってなかったらルールギリギリです。
他メーカーさんのレーサーの方々は一般的に180kg台で、中には190kgを超えるバイクもチラホラとあります。
当チームは何も軽量化していないので、「YZF-R1が凄い」だけです。

「軽い」はレーサーにとっては全てにおいて有利に働きます。加減速やコーナースピードは当然、タイヤの摩耗や燃費も各消耗パーツに対しても有利です。どんな高価なスペシャルサスペンションやタイヤも、少々(このクラスだと10psぐらい)のエンジンパワー差も、「速く1周してくる事」に関しては物理的に10kg軽い方が絶対的に有利です。
(それが分かっているからこそ、金と手間を軽量化にかけるのですが、何事にも限度があるのは前記のとおりです。)

バイクの軽量化というとマグホイール、チタンアクスルシャフト、カーボンが・・・、チタンで・・・などなど、世の中には魅力的なカスタムパーツが多々ありますが、レース界ではルールで使えない、又はあえて使わないパーツや素材が多数です。

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これはバカボン・・・




その辺りは次回に実戦ならではの事情を交えて、ご紹介するつもりです。

提供はPRO-TEC名古屋北 柴田でした。


YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる 21

レースもひと段落ついたところで、ポチポチと本題?に戻ります。

問題点シリーズのつづきっぽいお話です。

以前に「チャタリングがひどい!」というお話がありましたが、試行錯誤相談傾向対策解決手段として、タイヤメーカーさんを変える事にしてみました。
現在使用しているにはブリジストン(BS)さんです。これをピレリー(PI)さんに変える事にしました。
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ここからはあくまで好みの話です。優劣の話ではありません。念のため。


絶対的なグリップ力やハンドリングはBSさんの方が上だと感じていましたが、現在のレベルだと例のチャタリングが収まりません・・・。
今は17秒前半で走っていますが、16秒に入れる気がしません。怖くて攻めきれないってのが本音です。
宮島さん(ライダーハウス宮島)のおススメで一度ピレリーさんを試しに履いてみたところ、非常に感触が良いんです。
同じ17秒台で走行していても、チャタリングが減り、恐怖感がありません。今は大きなタイムアップにはつながっていませんが、安心して走れます。

この「安心して走りきれる。」は、決勝レースを走るライダーにとっては1番重要です。
また予選でも「恐怖感ナシで攻め切れる。」のは、とっても重要です。

レースの予選というのは時間としては30分ぐらいありますが、実際に「本気でタイムアタック!」するのは合計で5周もありません。
1周目でスタートしタイヤをしっかり暖めて、2~3周目でフルアタック、そしてピットに帰ってくる。
ピットでちょっとセッティング変えて、他の選手のタイムを確認して、必要なら再スタートして再アタックって感じが多いです。
良いタイムが出たなら、1回でお終いにする事も多いんです。
ダラダラと何周しても、タイヤと体力の無駄遣いでタイム向上は期待できませんので、短期決戦ですわ。
だからアタック走行中は細かいセッティングや不調など、気にして走っていられません。
「今はとにかく、イケるところまでイク!」だけですので、恐怖感が先立つとイケるとこまでイケ無いんです。

また当チームのように経験の浅い者にとっては、早めの段階で使用タイヤを決定する事は、これから始まるサスペンションセッティングがやり易くなるので、当面の間はPIさんで走る事にしました。

とは言ってもブログの中は8月。そうです、8時間耐久の終わった後です。
無い、どこにも無い、日本中にピレリーさんのスリックタイヤが無い。
8耐出場チームさんが、全部使ってしまったんです・・・。

当チームは9月10日のサンデーロードにエントリーしています。
せっかくタイヤを決めたのに、肝心のタイヤがありません。
どうする? 間に合わない! 聞くところは全部聞いた!
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ハイ、今回も助けていただきました。7月の鈴鹿ファンランで助けていただいた春日井の「ライダーハウス宮島」さんです。貴重なタイヤを当チームの松永選手に分けていただきました。
毎度毎回幾度重ね重ね、ありがとうございます。
この恩は私ではなく、松永さんが返しますのでヨロシク。

次ぐらい、タマには問題点ではなく良かった点もUPがしたいと思いつつ、問題点しか思い出せない事が分かり途方にくれるPRO-TEC名古屋北の柴田が提供しました。

鈴鹿サンデー最終戦 優勝です

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11月26日に行われた「鈴鹿サンデーロードレース最終戦 NGK杯」にて、おかげ様で当チームの松永選手が優勝することができました。
また今回は初めてサンデーロードレースに出場した山本選手も、無事に完走することができました。
皆さんの応援、ヘルプ、協力、お手伝いのおかげです。ありがとうございました。
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動画もあります。(2:25分ぐらいからどうぞ。)
https://www.youtube.com/watch?v=dd0jcCwRauc

珍しく失敗したスタートから見れます。
途中で何故か芝生を走っている山本選手も少し写っています。

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毎回毎戦、大変お世話になっている「ライダーハウス宮島」の、はじける宮島社長です。
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ちなみに宮島さん本人もいインターJSB1000で11位です。大したモンだわ 

2018年は初戦からフルエントリーをする予定です。
走るからには目指すところは「シリーズチャンピオン!」
  ハイ、ブログで言っちゃいましたよ松永さん、後は任せた!

提供は当然、PRO-TEC名古屋北 柴田でした。

今年のレース活動は一旦終了ですが、マシン制作の例のブログは冬でも続けます。読むのがメンドクサイと非難を受けてもUPしますので、お付き合いください。
ありがとうございました。

鈴鹿サンデーロードレース最終戦 応援募集中です。

サンデーロードレース最終戦 NGK杯

優勝しました!

皆さんの応援のおかげで、松永選手が優勝しました。
また山本選手もデビュー戦ながら、無事に22位完走です。

応援ありがとうございました。来シーズンも頑張ります!
鈴鹿公式リザルトです。 
http://www.suzukacircuit.jp/result_s/2017/sundayr/1126_jsb1000n_f.html


速報!
予選1位!

11月25日、午前に行われた公式予選にて、当チームのゼッケン41番 松永選手が予選1位となりました。
予選タイムは脅威の15秒台
2位とは2秒以上の差をつけてのタイムです。

ゼッケン82の山本選手もデビュー戦ながら、無事予選通過いたしました。

明日の決勝は当チーム、2台走りますので応援よろしくお願いします。
しかしインタークラスのJSB1000でも十分予選通過できる15秒台・・・。
(インタークラスとはマシンの改造範囲が違います。)

鈴鹿サーキットに早朝から入場して応援するには?
メインゲート(遊園地)の端っこに、通常は「団体用ゲート」として使われているゲートがあります。
その団体用ゲートが、11月26日の当日は「レース観戦者専用ゲート」となり、AM7:45から入場できるようになっています。
チケット(1,700円)は現地でも、AM7:30ぐらいから販売されますので、一般の駐車場(1,000円)に止め、「レース観戦者専用ゲート」から入場し、レーシングコースを目指してください。
ピット側へ行き、ピットナンバー40番までどうぞ。

※ お店に無料チケットが4枚あります。取りに来れる方にプレゼントします!

初めての方は松永、山本両選手、ヘルパーの林さん&藤井さんを探して、「PRO-TECの柴田からの紹介で応援に来ました。」とお伝えください。何も言わずにピット内をウロウロしていると、不審者? と思われますので・・・。



鈴鹿サンデーロードレース最終戦「NGKスパークプラグ杯」に、
今回は2台エントリーしています。

 観戦 & 応援 & ヘルパーを24時間365日で募集中です。 


いつもだと下記鈴鹿サーキットアドレスにタイムスケジュールがUPされるのですが、諸般の事情でUPが遅れております。

http://www.suzukacircuit.jp/sundayr/schedule.html

 UPされました   (11/21)

つきましてはとりあえず、当チーム参加クラスのスケジュールを抜粋してご案内いたします。
鈴鹿サーキットタイムスケジュールの黄色の部分です。

11月25日 土曜日 
AM6:55  公式車検
AM9:50  公式予選開始 
AM10:30 公式予選終了
AM11:00 ライダーブリーフィング

11月26日 日曜日
AM10:30 決勝レース 

当チームエントリーライダー
ゼッケン41 松永 修     YZF-R1  JSB1000
ゼッケン82 山本 一豊  YZF-R1  JSB1000 (初参戦です

当チーム ピットナンバー
40番ピット

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松永選手の本番用
新デザインのツナギ
今回より、着用です

レース用は女性だと、
とっても重いので
2人がかりじゃないと
上がりません・・・。




ちなみに現地では25.26日ともに早朝より準備しておりますので、ヘルパーをしていただける方は早めに現地入りしていただけると、とっても助かります。
なお今回は25日(土曜日)は、当店サービススタッフの又吉が現地におりますが、選手と共に24日の金曜夜から鈴鹿入りしておりますので、「25日の朝、4輪に同乗して連れていって。」は無理でございます。

25日(土)の早朝より現地入りしていただける方は、当日現地にて又吉携帯電話にお電話いただければ、モータースポーツ入口より24時間無料にて入場できます。
ただ又吉が入口までお迎えに行く必要がありますので、タイムスケジュール上、車検その他で忙しい時間帯はお迎えに出れません。
ご希望の方は事前に下記お問い合わせ先まで、ご連絡ください。


グランドスタンド側からではなく、ピット側から「参加しながら」の応援は楽しいですよ
応援、観戦についてのお問い合わせは

PRO-TEC名古屋北 柴田 典生
TEL 0568-29-0505


YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる 20

前回の困った問題点シリーズで「解決策がみつかった。」という、
シフトが固いというヤツの件です。

解決策というのは、結果的にはバックステップ丸ごとアグラスさんのストリート用バックステップに交換するという事でした。
で、今までつけていたバックステップと何が違うかというと・・・。

ステッププレートやシフトペダル等の部材が、分厚くゴツくなっています。
合わせて各部品の組み付けボルトも1サイズぐらいずつ、太くなっています。

さらにはシフトペダルの支点の位置が、純正と同じに戻りました。
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黄色の「コレ」の部分です。純正もココです。
以前のステップは、奥まった白い「ココ」の部分に支点を支えるためのパーツを取り付け、そこにシフトペダル支点がきていました。

実は黄色のコレ部分はサイドスタンドの取付ステーも兼ねています。
レーサーは当然、サイドスタンドはステーも含めて取り外しますので本来は使えない部分です。サイドスタンドが取りついている前提のステップなので、「ストリート用」となっています。レーサーに取り付けるには、逆にスタンドステー部分が邪魔になるのでカットして付けるしかありません。

白い「ココ」は奥まった場所ですので、長いカラーを入れて手前に取り付け支点を引き出す必要がありました。ただ純正と同じぐらいに手前には構造上できず、少し内側に入っていました。
また支点が少しだけ後ろになる事になり、シフトロッドを単品制作していくら調整しても、エンジン側シフトアームと完全に平行にできませんでした。(赤い線のお話です。)
その結果、エンジン側のシフトアームにシフトペダルが前後左右少しずつ斜めになった状態でした。

アグラスさんのステップに交換した事により、純正より重くゴツくなりましたが全体剛性が格段に上がり踏ん張っても歪まず、ペダルを蹴り上げてもねじれず、さらに力点支点作用点の配置改善がされました。
結果としてミッションに高荷重がかかっている時のシフトの固さが大きく改善されました。

以前使用していたステップは非常に軽く美しい仕上げであり、通常使用では何も問題ありません。
アグラスさんが上記の理由も考慮して、設計されたかどうかも分かりません。
(基本設計レイアウトは純正と同じですから。)
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ただ、やみくもにお金を掛けても意味が無いと言うのは、具体的にはこういう事です。
「有名メーカー品で、軽量なら尚良し!」では無いことの代表例です。

今回の大事な勉強は、実戦の中にしか正解はない。
「レーサーを作る。」事にとっては1番大事な事ですね。

提供はPRO-TEC名古屋北 柴田でした。


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  • 忘年会ご参加ありがとうございました
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