YZF-R1のレーシングチーム

YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる ⑤

 前回に続いて、マシンのパーツについてのお話です。


問題はここからの具体的な部品選びです。
(選択基準は前回を参照してください。)




最初にお話ししたように、当チームはほぼ素人です。

分からない事は、知っている人に素直に聞きまくります。
昔のツテ、今のお付き合い、ご紹介など総動員して,
「今現在、レース界に携わっている人。」に聞きまくります。

知ったかぶりしての能書きは、何の役にも立ちません。

※ ご協力いただいた皆様、その際は大変お世話になりました。


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あんまり細かいパーツのお話を始めると、それだけで3か月かかりますので大まかに。


最初の目標は「練習走行が十分に出来る。そして決勝グリッドに並べる事を許されるマシン。」です。

 オイルキャッチタンクなど、レギュレーション上で必要部品は選択も検討もなく、即決
 ステップなど、ライダーのポジションに係わる部品はライダーさんのお好みで
 カウルは丈夫で今後の補修対応が素早く、尚且つライダーさんのためにご協力いただけた鈴鹿のKDCさん
 マフラーは関西の有名ブランドで、「フルエキ レーシングチタン」
 吸気系は全て純正です。燃調さえとれば、8耐予選通過レベルでも純正で十分です。
 ブレーキホースはABSが不要となり、ホース取り回しがレギュレーション上で変更が必要なために、ステンメッシュの定番品に交換
 FブレーキマスターはヤマハYZF-R1の古いモデル用の純正品を選択。これを選ぶには理由があります。
 ブレーキパッドは定番のレーシングパッドへ
 ブレーキディスクはサンスターさん。純正より少し分厚い奴です。
 タイヤは・・・。本音は「走ってみないと分からん。」です。 改めてご紹介をいたします。

後はチェーンを520サイズに変更したり、オートシフターなどのその他諸々です。


部品の詳細やその他諸々は、「汗と涙と骨折 怒涛の組立編 」 をお楽しみに


ちなみにオイルやプラグなど、全ての消耗品関係はもちろん、
エンジンや足回りも、完全に純正そのままです。

予算とか店のこだわりとかではなく、本当に純正品で十分だからです。

(レースベース車と公道走行用のR1に、各部品の差異はありません。まったく同じです。)



車両も注文した。
部品選びも終了し、注文をした。
ライダーさんから、代金もいただいた。

後は車両と部品の到着を待つだけです。





何か大事な事を忘れている気がする・・・

アレか・・・。   アレだよな・・・。



次号、「今あなたは伝説の目撃者となる 大口社長、怒りの鉄拳編」をご期待ください。


提供はPRRO-TEC名古屋北 柴田 典生でした。

YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる ④

 今年から始まった PRO-TEC名古屋北RACING TEAM のお話です。

が、長いし意外にUPが頻繁ですので、興味の無い方はパスしてください。


今回もマシンの話題

レースベース車というのは、レース専用メインハーネス(電線の束)と、レース専用のECU(メインのコンピュータ)が付属で付いてきます。
あとはECU書換用インターフェイスケーブルと、各データとソフトが入ったCDロム。

それだけです・・・。

取扱説明書やマニュアルなども、一切付ついてきません。
( この辺りは機会があれば後日に改めて・・・ )
カウルやマフラー、ステップやスプロケットも全て、「お好みの部品を別途ご購入ください。」です。



PRO-TEC名古屋北RACING TEAMとは言っても、マシンやパーツは購入するのはオーナーさん。
お店が負担(スポンサード)する訳ではありません。
お店はマシン制作や、レース活動そのものをお手伝いするだけです。

ほとんどのプライベーターがそうであるように、オーナー兼ライダーです。
そのため各取付パーツの選択は原則、ライダーさんが最終決定します。


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とは言っても、レーシングマシン用の部品はストリート用のカスタムパーツとは選択基準が大きく違います。

 レギュレーションに合致していること。
 一般走行とは大きく異なる使用条件に耐えうる強度を持つこと。
 シーズン通してのメンテナンス、補修部品入手に容易なこと。
 セッティング、データ管理を含めたが維持調整が複雑でないこと。
 ライダーのレベル(タイム)に見合った性能、価格であること。
 結果(タイムアップやレース順位)に繋がること。

全日本JSBや、シリーズチャンピオンを狙うレベルまで行かない限り、軽量化や見た目の美しさは後回しです。

「後回し」と言っているだけで、「不要」という意味ではありません。
正しい部品選択をし、いつか結果が出た時、そのマシンは結果として軽く、美しくなっていますので。

この辺りの考え方は、昔から変わっていませんね。
(というか、私が変えないだけかな?)

  は当然です。オイルキャッチタンクなどの安全装備も含みます。
  は意外に難しいんです。ワインディングを攻めるのとは訳が違います。ヘタな軽量化は事故に直結します。
  プライベーターには重要です。メンテナンスや部品調達に時間が掛かれば、次のレースに間に合いません。スペシャルなワンオフパーツは地雷です。激レアな輸入パーツは鬼門です。
  限られた練習走行時間です。ワークスのように専門メカニックが全部やってくれる訳ではありません。「サスはこんなモン? タイヤエアは正しいハズ・・・?」が、プライベーターの現実です。極力シンプル、単純に。
 そのマンマです。鈴鹿で3分切れないライダーに、OHLINSのFGR300は必要ありません。
 他チームの高評価高評判、有名ブランド、高級品でも、「自分の結果」に反映されなければ意味はありません。

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そんな事を念頭に入れて、ライダーさんとパーツ選びです。

ちなみに各パーツメーカーさん、本物のレース専用部品はあまりカタログやHPに詳細を記載してくれません。
常に進化しているために、注文品と届いた品の細かい仕様が違うのは普通ですので、
今時の言い方をすれば、非常に不親切でユーザー目線に立っていない商品説明しかありません。

けれども、「本来そういうモノ。ネットの無い昔に比べれば、連絡先が分かるだけでOK。」

と、オッサンである私には十分です。


ここからがレーシングマシン制作の楽しみです。

後はきっと次回更新でUP?
たぶんマシンの話題を続けます。



 次のUPの前に、大事な「当ブログの取扱いについて」を。

当チームは、各メーカー様や他社様より、スポンサードをいただいておりません。
またPRO-TEC名古屋北としても、レース活動を商売にする予定もありません。
つまり、具体的パーツメーカーさんの名が出てきても、利害関係はないって事です。

また今後に選んでいくパーツ、行った作業がベストであるかどうかも分かりません。
全パーツ、全テストができるわけではありませんので。 

内容は、私が選択して私が実際にやった事、目の前で起こった事のみです。
今後は失敗もたくさん出てきますし、さらにレーシングマシンという限られた使用条件でのお話です。


いわゆる「個人の感想、効能と効果。」レベルですので、十分ご理解の上で閲覧ください。



提供はPRO-TEC名古屋北 柴田 典生 でした。

YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる ③

 今年から始まった PRO-TEC名古屋北RACING TEAM のお話です。

盛夏まっただ中、いかがお過ごしでしょうか?
この長めのブログ、お休み中の暇つぶしがてらにどうぞ。


今回は肝心のマシンは何?って話題です。

参加目標レースは「鈴鹿サンデー JSB1000クラス」です。

当店で作って走る以上、もちろん YAMAHA  YZF-R1です。
YAMAHA YZF-R1 レースベース車 2017年モデルってやつです。
https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2016/1219/yzf-r1.html

YZF-R1racebase_main


















このモデルはいわゆる「プレスト逆輸入モデル」ではありません。
コンペテションモデルと呼ばれる、レース専用モデルです。
ヤマハが日本でつくり、日本国内でレースに参加する方のために、日本で販売しているモデルです。
ちなみにヤマハが認めた「ヤマハオンロードコンペティションモデル正規取扱店」でしか買えません。
非常に短い期間しか予約期間の無い、「完全受注生産品」です。

この車両を購入すると、YEC (ヤマハ純正レーシングパーツ) 製の基本的なレーシングキットパーツが付属してきます。
また輸入車扱いだと必要な「排ガス検査料」や「梱包配送費用」も不要ですので、市販公道走行モデルを購入して仕立て上げるより、結果としてかなり割安にレーシングマシンが制作できます。


写真のとおり、色は黒のみで保安部品もついてきます。
キーやタンデムシートも付いています。
ただし当然、ナンバープレートを取得し、公道を走る事は不可能です。


保安部品がついているのは、この車両ためだけにメーカーが生産ラインを変更するより、
一緒に制作組立した方が、結局安くなるという工業製品らしい理由だけです。

車体番号はレースベース車の専用番号が刻印打刻されていますが、
いわゆるフルパワー仕様のどっかの国向けと、まったく同じモデル仕様であり、
本当にゼロから専用レースベース車を単品制作してくれる訳ではありません。
(JSB1000クラスは、市販モデルがベースである事が大前提だしね。)

まっさらの新品状態の詳しいスペックは、正式発表されません。
エンジン心臓部やフレーム以外は、どうせ全部分解、変更しますので、
ノーマル状態の各スペックやカウル色なんて、どうでも良いんです。

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JSBの基本ルールが市販モデルを使用し、フレームやエンジンの大きな変更ができない以上、
お金や技術力に限界があるプライベーターには、
「ノーマルで速い。」と「実績がある。」は、とっても重要です。

メーカー色の強いチームやショップに属していないプライベーターにとって、
今現在の2017年は、「YZF-R1」はとっても良い選択です。

R1が1番かどうかは分かりませんが、他メーカーの方からも実力を認められている事は事実ですから。

とは言っても、フルノーマルからJSB1000レーサーを作るとなると、そう簡単にはいきません。
かっこいいカスタムパーツを組込むだけでは、まったくレーシングマシンにはなりません。


JSB1000のレギュレーション確認から、マシン制作は始まります。


つづきは次回以降です。
ほどほどにご期待ください。

提供はPRO-TEC名古屋北の柴田 典生でした。

YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる ②

 今年から始まったPRO-TEC名古屋北RACING TEAMのお話です。


先ずは名乗りを上げたお客様と、一緒に私と無理やりに歩ませるスタッフのご紹介です。

  Mさんが名乗りを上げた張本人です。
①で上げた「やたら速い人」です。
気風がよく、実力もあり、行動力の塊のおじさんです。

  もう一人がHさん。
このおじさんはバイク経験は長いですが、レースマシン&参戦は初めての方です。
Mさんのご友人で無口で強面ですが、とっても気さくな人です。


二人ともすでに鈴鹿サーキット公式HPリザルトに、おもいっきり「PRO-TEC名古屋北 M 又は H」と、
フルネームで記載されていますので、個人情報もなにもありませんな・・・。
今後この2名は、「ライダーM 又は H」と呼ばれていきます。


「レーシングライダー」「レーサー」、何という甘美な響きでしょう。
そんな風に呼ばれてみたい!
西春日井郡豊山町民の羨望の的です。

この2名が我がPRO-TEC名古屋北RACING TEAMの中心、メイン、主役です。


あとは大口社長を代表に、スタッフ以下省略です。
当店HPに顔写真とフルネームなど全て記載されていますので、スマホ通信量に余裕のある方は確認をどうぞ。

DSC_9063


















さてこの二人、無事にレーシングマシンに乗る事ができるのか?

12月の時点では、まだまだ分かりません。
だって私、まだ大口社長に一言もレース活動の許可とってないんだもん。


とりあえずノリで、2台のYZF-R1の注文を承りました。
大口社長は12月に2台、YZF-R1が売れた事を大変快く喜んでおられます。
後は大安吉日晴天の日に、風水的に良い場所で、社長のご機嫌が麗しい時を見定めて、
メダカの話の合間を縫って、レース活動の許可を得るのみ



大変そうな事は極力後回しが私のモットーです。
だから次回の③は、マシンのご紹介です。
お楽しみに

今後も続くであろう乱筆乱文、無礼不躾をご容赦ください。

提供はPRO-TEC名古屋北 柴田 典生 でした。

YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる ①

  今年から始まった「PRO-TEC名古屋北 RACING TEAM」

私(柴田)は、大昔にモトクロスやロードレースのメカニックをカジッた事がありました。
まだまだ各メーカーがレーサーレプリカや、レーシングマシン(ヤマハTZやホンダさんのRS)をガンガン売っていた時代です。

レースの世界は3年も離れれば完全に過去の人、知識、技術となる世界です。
マシンやレギュレーションも、タイヤを代表に各部品も1年で大きく進化していきます。
2サイクル、キャブレター、アブガスでデトネと戦っていた私なんぞ、今のマシンの技術にまったく歯が立ちません。現代のマシンは未知の領域です。
(アブ、デトネが分からない方は、近くのレーシングオッサンに聞いてみましょう。)

そんな私が勤めるPRO-TEC名古屋北で、昨年の12月に1人のお客さんが
「YZF-R1で、レースがやりたい!」と、声を上げました。

びっくりです。 なんのレース参戦実績もないPRO-TEC名古屋北を、突然のご指名です、。
このお客さんは以前より当店とお付き合いのある方で、「やたら速い人。」という事は存じておりました。
「速い、サーキット経験も豊富、他のショップさんにも顔が広い。」という方が、
「PRO-TEC名古屋北でマシンを購入したい。」ではなく、
「PRO-TEC名古屋北で、仲間と2人で走りたい!」との宣言です。

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私は「楽しそうなら、とりあえずやってみる。」という人間です。
失敗やリスク、恥や外聞、営業部長としての責任なんて知ったこっちゃありません。

「いいですよ、やりましょう!」

 今年から突然始まった、PRO-TEC名古屋北RACING TEAMの誕生です。

これからちょくちょくとレース活動記をUPしていきます。
皆さんが良くご存じのMotoGPや全日本クラスの話題ではなく、
素人チームが突然無計画で、レースに出るにはどうしたらよいのか?
どんな道のりを歩むのか?
そもそも歩む気があるのか?
スリルとサスペンスはありませんが、ドキュメンタリーであるのは確かです。

私がいつブログに飽き,UPを放置するのかも含めて、お楽しみにどうぞ


提供はPRO-TEC名古屋北 柴田 典生でした。


ギャラリー
  • YZF-R1で走るレーシングチームの片棒を担いでみる ⑤
  • 明日、国生は「バイクde夏まつり」会場にてお待ちしております。
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