実は今年の8時間耐久レースの決勝結果は、実は未だ に暫定 です。
決定していない = 今から順位が変わる可能性がある。
という意味でして、前代未聞の状況のママで盆が明けてしまいました。
決勝後、即正式結果が発表されない事はよくあります。
代表的な理由は「マシンインスペクション」、いわゆるマシンに違反やインチキ改造していないか調べるための車検作業で何か問題が発生した場合であり、今回もコレが理由と正式発表されております。
レースはチェッカーフラッグを受けた後、そのままコースを一周してからピットロードに入り、上位陣は自分のピットには戻らず指定された場所でバイクを止めて、その場所から分解作業用エリアに運ばれてから、EWCから委任されて車検官が見ている目の前でアチコチ分解されてレース後の車検を受けます。
ここで?な部分が発見されると、失格やペナルティとなり決勝結果が変わることになるのです。
ただ多くの場合はせいぜい2~3日で裁定が下され、最終結果が決定するのですが・・・
10日経った8月18日になっても暫定のママは非常に珍しい。
事情通によれば、 ? な部品が複数台から見つかり、コレをEWC本部(EU)に送って裁定をまっている状態と言われております。
問題はなぜEWC本部がこんなに裁定に時間が掛かっているのか?
① EWC重要ポストの方が、夏のバカンス中でEU諸国にいないから?
② 違反ではなくレギュレーション解釈の差であり、ペナルティ対象ではないかもしれない?
③ 違反だが、単なる失格ではあまりに対照台数が多すぎて年間ランキングにも影響が大きいため、ほどよいペナルティ内容を調整している。
コレね、①が本当にあるから面白い。
実際には今回の理由ではないと思いますが、EU諸国と直接お仕事した経験のある方はご存知でしょう。
やつら「バカンス命」です。
②は一番よくあるパターンです。
必ず出てくるチーム側の言い訳は「事前にEWCに確認したのに。」
EWCやFIMは日本にも支部がありますので、日本支部に日本語で話を通していても本部ではダメなコトがあります。
またEWCレギュレーションブックを原文のままで完全理解している日本人はほとんどいません。
大抵のチームはレース前にEU本部から英語で「OK」とサインが書かれた書類を取り寄せるコトまでしませんので、ここで揉めます。
だってEUにいる人間と、メールで交渉するのですから・・・時間はかかる。
③は・・・「政治の力」です。
だって人気チームを「失格、最下位です。」にしたら、今年のレースシリーズ自体がつまらなくなってしまう事が予想されます。
レースはエンターテインメント、人気商売ですので単なる白黒をつけて正義漢ぶる事は、関係者誰も望んでおりません。
「塩梅ようやっとく。」が必要な世界ですので。
さてと、正式発表が遅れる本当の理由はなんでしょうか?
「結果は決まっている。ただ発表するにあたり、どんな建前にすれば皆が納得するかを皆で考えているから。」が正解かな?
結果も、遅れた本当の理由も、とっても楽しみだわ。
※ 8/19午後に正式結果が発表され、結果としては順位変動はありませんでした。
発表が遅れた理由は・・・多分シーズンが終わったあとに分かると思う。
YSP名古屋北
柴田 典生
決定していない = 今から順位が変わる可能性がある。
という意味でして、前代未聞の状況のママで盆が明けてしまいました。
決勝後、即正式結果が発表されない事はよくあります。
代表的な理由は「マシンインスペクション」、いわゆるマシンに違反やインチキ改造していないか調べるための車検作業で何か問題が発生した場合であり、今回もコレが理由と正式発表されております。
レースはチェッカーフラッグを受けた後、そのままコースを一周してからピットロードに入り、上位陣は自分のピットには戻らず指定された場所でバイクを止めて、その場所から分解作業用エリアに運ばれてから、EWCから委任されて車検官が見ている目の前でアチコチ分解されてレース後の車検を受けます。
ここで?な部分が発見されると、失格やペナルティとなり決勝結果が変わることになるのです。
ただ多くの場合はせいぜい2~3日で裁定が下され、最終結果が決定するのですが・・・
10日経った8月18日になっても暫定のママは非常に珍しい。
事情通によれば、 ? な部品が複数台から見つかり、コレをEWC本部(EU)に送って裁定をまっている状態と言われております。
問題はなぜEWC本部がこんなに裁定に時間が掛かっているのか?
① EWC重要ポストの方が、夏のバカンス中でEU諸国にいないから?
② 違反ではなくレギュレーション解釈の差であり、ペナルティ対象ではないかもしれない?
③ 違反だが、単なる失格ではあまりに対照台数が多すぎて年間ランキングにも影響が大きいため、ほどよいペナルティ内容を調整している。
コレね、①が本当にあるから面白い。
実際には今回の理由ではないと思いますが、EU諸国と直接お仕事した経験のある方はご存知でしょう。
やつら「バカンス命」です。
②は一番よくあるパターンです。
必ず出てくるチーム側の言い訳は「事前にEWCに確認したのに。」
EWCやFIMは日本にも支部がありますので、日本支部に日本語で話を通していても本部ではダメなコトがあります。
またEWCレギュレーションブックを原文のままで完全理解している日本人はほとんどいません。
大抵のチームはレース前にEU本部から英語で「OK」とサインが書かれた書類を取り寄せるコトまでしませんので、ここで揉めます。
だってEUにいる人間と、メールで交渉するのですから・・・時間はかかる。
③は・・・「政治の力」です。
だって人気チームを「失格、最下位です。」にしたら、今年のレースシリーズ自体がつまらなくなってしまう事が予想されます。
レースはエンターテインメント、人気商売ですので単なる白黒をつけて正義漢ぶる事は、関係者誰も望んでおりません。
「塩梅ようやっとく。」が必要な世界ですので。
さてと、正式発表が遅れる本当の理由はなんでしょうか?
「結果は決まっている。ただ発表するにあたり、どんな建前にすれば皆が納得するかを皆で考えているから。」が正解かな?
結果も、遅れた本当の理由も、とっても楽しみだわ。
※ 8/19午後に正式結果が発表され、結果としては順位変動はありませんでした。
発表が遅れた理由は・・・多分シーズンが終わったあとに分かると思う。
YSP名古屋北
柴田 典生