地獄! 真夏の特訓


18日の月曜日、ライダーからメカニックからヘルパーやら監督やらが全員集合して、8耐に向けてのトレーニングを行いました。

当チームは愛知県以外にも、関西圏やら中国地方まで様々なトコロから集まっている「越県チーム」なので、全スタッフが一同に会する機会は滅多にありません。
いくら時代はリモート主体になったとはいえ、一回ぐらいは全員顔を合わせて打ち合わせ&練習をしないと耐久レースを走らせることはできません。

クイックチャージャーはシステム自体の重さとGASが約20Lで合計30kgほどもあり、それを燃料タンク入口までの高さにあげて給油口にピッタリ真っすぐに差し込む難しさは、やったことある人にしか分かりません。
タイヤ交換も普段お店で作業しているやり方とはまったく違うので、どこに工具をおいて始めるとよいか?まで含めての練習です。

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猛特訓の結果、ピットインから前後タイヤ交換とGAS満タン、実際にライダーがスタートするまでが1分30秒でできるようになりました。
まぁ初参戦のSSTクラスなら、2分切れれば上出来です。

後は現場ならではの問題、「熱」がどう作用するか? 
ピットインした直後のタイヤやブレーキディスクは100℃を超えます。

火傷も怖いですが熱いネジをさらに超速インパクトレンチで回すと、ネジがかじったり変形したりすることも多々ありますし、熱で金属が膨張して「アクスルシャフトが抜けん!!!」なんてのは、ありがちなトラブルです。
また締め付けトルクも温度によって変わるので、高温には何かと注意が必要なのです。

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それにしても約6時間にもわたり、よく特訓をしたと思います。

わたくし本音は、「2~3回練習して、皆でしゃべってご飯食べて、楽しく解散!」かと思っていました。
炎天下まっ昼間に、本気で猛特訓するとはチームを侮っていました。



大人が本気で遊ぶ。



8耐はそんなレースなのです。




当店の整備工場はエアコン完備の快適工場です。炎天下の屋外で作業することは滅多にないので、先ずはそこから難題なんですが・・・・もう死にそう・・・。

死ぬ前に止めようね。それが令和の常識です。


昭和生まれのおじさんチームに、しっかり言っておかなきゃね。





YSP名古屋北
柴田 典生