まさかこんなに時間がかかるとは思っていませんでした。

暖機運転で一冬使うとは・・・
春なのにまだ暖機が終わらないなんて、どんなバイクだ???
多すぎの伏せんを回収できず、尻すぼみで終わるパターンが透けて見えます。



多すぎる付箋の参照図 

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ようやく発進できたバイクですが、ここからは早いです。
だって安全運転するだけですから・・・

水温計が安定するまで、急加速しない。
油音が上がるまで、無理なギアチェンジをしない。
ブレーキに熱が入るまで、急ブレーキをかけない。
タイヤが暖まるまで、タイヤに無理な負荷をかけない。

全部まとめると、「安全運転」となります。


ここで終わるとさすがに乱暴ですな。
まぁブレーキまでは前回で終わっておりますので、残りはタイヤです。

だってタイヤは走らないと暖機できません。
自宅にタイヤウォーマーを常備している方は少数だと思いますので、タイヤは走って暖めましょう。


しかし「暖める。」とは、どういう事か?

レースのスタート映像を見た方はご存じかもしれませんが、ゆっくり走りながら加速減速を繰り返したり、左右に蛇行をして暖めます。

あれはタイヤ表目の皮を剥いたり、道路との摩擦熱でタイヤを暖めたい理由もありますが、もっと大事なのは「タイヤを揉みこむ。」ことです。
ゴムに限らず、モノを揉みこむと分子間の摩擦熱で温度が上がり、結果的に分子間がほぐれます。
これを全部説明するのは大変すぎますので、近く物理が得意な方がいましたらその方に聞いてください。


とにかくグリグリと走るとタイヤは暖まり、ほぐれてコンパウンドがイイ感じになるのです。


ただし公道ではレースのようにグリグリとはできません。
安全に、周りに迷惑をかけないように、ちょっとだけにしてください。
普通に走っていても、2~3回の加減速を繰り返せば公道では十分です。

大事な事は、「タイヤはまだ冷えているので、本来の性能を発揮できていない。滑って当たり前だ。」という意識を持つことです。


とりあえず、暖機運転はこれで終了です。
ふぅ・・・今年度内に終わってよかったわ。

冷酒



















機会があれば、おまけでバイクの冷やし方を語りますよ。

webを見ても暖機を説明しているサイトは山ほどありますが、冷やし方を説明しているサイトは少ないですね。


ではまたね。



YSP名古屋北
柴田 典生