はい、おかげさまで無事に③が始まりました。
即、始めましょう。

実際のオーナーの方が、「どの部分を素敵☆」と思っていてくれるのか?

あるオーナーの方が、こう言ってくれました。

「今、1番転ばないバイクだと思う。」

コレ、凄い褒め言葉ですな。
これ以上の褒め言葉は、なかなか思いつきません。


※注意 「事故をしない。まったく転ばない。」という意味ではありません。

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では「転びにくい。」とは、何なのか?

「6軸センサーがウンヌンで、ライダーの意のままに操る・・・。」
理屈はヤマハ公式HPの開発ストーリーとかで読んでおいてください。


実際の制御はそんなレベルじゃない。

「意のままに。」じゃなく、「意を越えて。」です。

それも「超えているのをライダーに悟られないように。」です。



転ぶときは、「アクセルを開けたら、こんなに滑るとは思わなかった。」、
「不意を突かれた挙動があり、ブレーキが思うように掛けられなかった。」、
「思ったよりコーナーのRがキツく、アウト側に膨らんだ。」
良くある理由はこんな感じです。

この「思ったより・・・。」に遭遇したとき、バイクが助けてくれます。
それも積極的にです。
「滑ったから。」ではなく、「滑りそう。」の時点で助けてくれます。
アウトに膨らみかけ、コントロールを失いそうな時点で助けが入ります。

もちろん限度を超えたときに転ぶのは当然ですが、
限度を超える手前でバイクが「ヤベェぞ! 転ぶかも!」と教えてくれ、
「とりあえずスピードを落とせ! 後はコッチで何とかするわ!」って感じです。

オーナーさんにとってはこの感覚が、「1番転ばないかも・・・。」という感覚になると思います。



オモシロいですよね。
スーパースポーツを褒めるのに、「加速が凄い!」「曲る!」とかじゃないんですよ。
スリルや過激さを求める余り、スーパースポーツの楽しさは危険と隣り合わせの部分が多々ありました。
しかしYZF-R1はスーパースポーツから危険な部分だけを減らし、楽しさ減らさず残し、さらに際立てようとしたバイクだと思います。

オーナーさんはそこを感じ取り、「素敵☆」と思ってくれていると思います。





たぶん④がありますので、よろしくお願いいたします。

PRO-TEC名古屋北
柴田 典生