前回の続き、「松永劇場」の第二章です。

一見無事に修理完成し、引き渡した23日からのお話です。

この週末はサンデー第2戦を控えたレースウィークで、松永さん達は25日の金曜日から鈴鹿入り。
金曜日の練習中、途中までは良かったんです。
2分13秒台も狙えるんじゃないか? という勢いだったんです。
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金曜日の午後に松永さんから柴田へ、緊急電話が入ります・・・。

「ミッションが入らん 4速から上が使えんくなった  

まじ 

ギア? シフトフォーク? ドラム? いろんな原因が浮かびます。
エンジン載せ替え? ギア修理? マシン変更? 修理方法の検討を即開始です。
今はマシンは鈴鹿、現場で対応できる? スペアパーツは?
23時間後には予選開始、20時間後にはマシン変更締切です

松永さんはマシンを積み込み、鈴鹿から特急便でお店まで持ってきてくれました。
早速、チェック開始です。
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ん? 確かにギアは入らないが、なんか変です。
異音はしないし、シフトタッチも何か変な感じです。

エンジンを載せ替える予定でしたが、とりあえず一回はエンジンを開けてみる事にしました。
クラッチ側を開けてみると、ナント  内部でシフトシャフトの一部が欠損、脱落しています。

  原因はコレだ 
  スペアマシンから、部品を移すぞ 
  クラッチカバーのガスケット新品がない? とりあえずは中古ガスケットで行こう 

上の三つ、全て私の判断が甘かった。
翌日、この三つが原因で大問題が発生するのです。

判断、決断、作業、確認、選択、日頃の準備の甘さです。

松永さん、林さん、ごめんなさい。
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とりあえず林さんが急遽、お店まで自分のマシンを持ってきてくれました。
スペアマシンとして、松永さん号にパーツを移設するために持ってきてくれたのです。

パーツを移設し、中古のガスケットを組込み、完成。
とりあえずのマシンチェックをお店でします。

1速から6速まで、キレイに入ります。異音も一切しません。
シフターも含め、全て正常稼働です。
もちろんオイル漏れも一切ありません。

低負荷状態では。


25日の夜、完成したマシンをハイエースに積み込み、松永さん達は鈴鹿に向かいます。
私は脳天気に、「がんばって。日曜日は応援に行きます」とかなんとか言って、送り出して終了です。
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この時点で林さんのマシンはクラッチ回りがバラバラ、その状態でお店に置きっぱなしです。
松永さんは早朝の土曜日に備え、ホテルで安心して爆睡です。

そして土曜日26日、午後からの予選の前に、恐怖の練習走行が始まります・・・。

そして・・・

OMG !!!



次回に続きます。

PRO-TEC名古屋北
柴田 典生