いよいよ始まる今シーズンに備えて、マシンのメンテナンスを行います。

とは言っても、レーシングマシンは走る度に毎回基本的な整備と点検をしていますし、オイルやパッドなどの一般消耗品はシーズン中に交換しまくりです。
エンジンとかも8か月使ったぐらいでは、オーバーホールの必要はまったくありません。
特に当チームのマシンのような「基本、純正です。」というマシンはそもそも壊れませんので、たいしてやる事はありません。

お金が湯水のようにあるなら話は別ですが、プライベーターはお金の収支とレースに参加する楽しさとのバランスが取れていないと長く楽しめませんので、「不調や壊れていないなら交換しない、分解しない。」が、メンテナンスの基本です。

なので今回はシーズン中に交換時期がくると、若干作業がメンドクサイ中期的な消耗品を早めにするのみ。
後はライダーさんのタイムUPに合わせるために、少しセッティング変更レベルの改善をするのみです。

 エアクリーナーエレメント交換 
純正のママで一回も交換&清掃していないので、交換しときます。
ちなみに純正品だと清掃作業自体がNGなので、正に「何もしていない。」状態です。
せっかく変えるからヤマハワークスさんも本当に使っている、BMCレーシングエアフィルターに交換しました。
これはすごく良いフィルターですが、一般公道車にはつけない方が良いパーツですな。
取り付けると、たぶん中速トルクが無くなります。社外品追加の燃調コントローラーでは追いつきませんので、止めておきましょう。

 ブレーキパッド交換
単純に減ったから交換です。王道でド定番、Bremboのレース専用で走っています。
これは好みですが、イロイロ試した結果はやっぱりBremboです。でした。
(※小ネタ  会社名は「Brembo」です。ブランドロゴが「brembo」です。)

 ブレーキキャリパーのオーバーホール
さすがに公道とサーキットでは使用条件と頻度がケタ違いなので、1回/年はやりましょう。

 フロントフォークのオーバーホールを兼ねて、セッティング変更

 レバーガードの取付
今年からレギュレーションで、取付必須となりました。
邪魔、重くなるだけとは言ってはいけません。 安全のためですから。

NewLeverGuard_01










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これぐらいです。  いいんです、これで十分。
上記の作業、部品代だけなら合計でも5万円掛かっていません。
なにせ当マシンはスパークプラグでさえ、交換しませんので・・・


 の各作業、じつは公道用作業方法とレース用実作業は、結構手順が違います。
それは目的が違うためで、どっちが良いとか悪いとかの差ではありません。

その辺りのお話は、機会があればUPします。

提供はPRO-TEC名古屋北 柴田でした。