いろんな2019年モデルがやってきた。ヤマハ編

3連休のお休みをいただき、ありがとうございました。

休み明けの今日、いろんなバイクがお店にやってきました。

これとか 
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話題のコレとか 
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こいつとか 
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是非お店に遊びにきて、本物の色を見にきてください。


PRO-TEC名古屋北
柴田 典生

役に立たない能書きシリーズ 連休三日目

昨日の話題、「何Km走れるかは、使用状況次第。」の続きですね。

昨日は「各条件が揃っている。」とUPしましたが、誤解を招く前にに一つだけ。
「各チーム、ECUマッピングの細かいセッティングは違う。」

基本は2015~2017のレース用ECUを使っていますが、「どう違うか?」は、他チームに教えてくれません。
当チームはレースECU2017用STDのママですが、他チームはイジッているかもしれませんので。
(2018用は? 純正ECUの書換や追加補正は? とかを語ると、大炎上するから・・・ナシ。)

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こいつをベースに「使用状況差によるエンジンの寿命」の具体例を、他チームさんの状況も踏まえながら挙げていきましょう。

ここでいう使用状況の差とは、分かりやすく言うとラップタイム差です。
ラップが速いという事は、それだけアクセルを開けて加速している時間が長いという事です。
(最高速付近でのクルージングは、エンジンにとっては大した負荷ではありません。 )

そして寿命の基準は、総走行距離です。 (走行時間ではありません。)
また「寿命が来た。」とは、今回のR1の場合はクランクのコンロッドが交換必要になった距離を指します。
(要するに、R1は最初にチタンコンロッドが寿命を迎えます・・・。)


各チームは同じようなマシンで同じコースを走っているのに、ラップタイムが違うだけで寿命が大きく変わっていきます。

フルコースLAP 2分40秒~
FUN & RUNなどを楽しむクラスです。
恐らくバックストレート、5&6速で12,000rpmまで引っ張る事は無い走り方です。
このタイムなら、30,000km~は走行する事ができます。

LAP 2分30秒前後
サンデーのJSB1000ナショナルクラス、予選最低ラインぐらい。
レースに出るなら、とりあえずは出さなければいけないタイムです。
これぐらいなら、15,000kmは持ちますね。
ただ20,000Kmは恐らく無理です。

LAP 2分20秒前後
サンデーナショナルクラス、入賞が狙えるタイムです。
S字でしっかりラインに乗せ、ダンロップを駆け上がれる人達です。
この辺りから一気に寿命が縮みはじめ、10,000kmが怪しくなります。

LAP 2分17秒台
表彰台クラスですね。
水温だけではなく、油温にも気を付けなければいけなくなるタイムです。
純正オイルクーラーでも8,000kmは持つと思いますが、ドキドキです。
コンロッドキットは注文だけでもしておき、在庫しておくべきです。

LAP 2分15秒台
サンデーで優勝できます。
それでも上手いライダーなら、裏ストレートでレッドゾーン(14,000rpm)まで、ワザと回さずに出せるタイムです。
このレベルだとエンジンの耐久性まで頭に入れて、タコメーターを見ながらLAPタイムを調整できます。
それでも6,000kmぐらいまでしか持たないと言われます。

LAP 2分14秒を切る ← 松永選手
彼のエンジン、6,000kmは余裕で持つと思いますが、他チームさんは4,000kmでエンジンをオーバーホールするタイムクラスです。
例の難波さんにも、「そろそろオイル冷やした方が良いよ。」と言われています。

LAP 2分12秒台
一個上のインタークラスで入賞できるレベルですな。
難波さんからは、「12秒まではSTDのECUとサスでイケる!」と断言されていますので、当チームはSTDのママです。
しかし多くのチームさんはイジッていますね・・・。
おかげで?3,000km持たないチームさんもチラホラ・・・。
2,500kmでオーバーホールでは、コンロッドの前に金がモタンわ


※ ちまたで、「R1は4,000km持たない。」といわれているのは、ECUをイジッていたり、純正以外のオイルを使用しているからです。
1年以上も3台体制で鈴鹿を走らせている当チームが、1台もコンロッドを折っていないのは確かです。


番外編
当店で一般公道を走っている現行YZF-R1で、もっとも距離を走っているお客様は52,000kmほどです。
ほぼ毎週、ワインディングに週末朝練を走りに行く方ですが、エンジンは絶好調でオーバーホールの必要はまったくありません。(2015年モデル)
この夏、鈴鹿に持ち込んでメーター読み280km/hを余裕で超えたしね。

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そしてライダーの技量でも、大きく変わります。
2分10秒で走れるライダーが、使用回転数を落として2分20秒で走る事はとっても簡単です。
そうすれば寿命の距離は10,000kmどころではなく、飛躍的に伸びるハズです。

うちの松永さんも、ストレートではタコメーターとにらめっこしながら、コーナー脱出時もアクセル無茶開けせずに走っています。
そのために恐らくは10,000kmでも持つと思います。
(実際にはその他の理由で、5,000kmぐらいではエンジン開けるけどね。)

こんな感じで同じエンジンでも、50,000km超えから2,500kmまで、使用状況の差で寿命は大きく変わります。

だからこそブログ1日目の、「寿命は分かりません。」となるのです。

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長い長いブログ、三日間もお付き合いありがとうございました。

明日の15日からは、通常商売モードに入らなきゃ
コンロッドより、先に売上目標のグラフが折れそうだわ



PRO-TEC名古屋北 柴田 典生の提供でした。
















役に立たない能書きシリーズ 連休二日目

前回の続き、「全部が全部、10万キロ走れる訳じゃねぇ。」ですね。

VMAX1700やFJR1300の超長距離走行車をご紹介いたしましたが、実際にはあの距離を走れたのは、「走れるように作ってあった。」って事が、実際には主な理由です。

もちろん維持管理されたオーナー様の努力は素晴らしいですが、どれだけ維持管理に手間を費やしても、「壊れる物は壊れる。 」のです。
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最近販売中の一般的なバイクで、(全ての排気量のスクーターは除く。) 走行距離に対してのエンジン単体で耐久性を重視するなら、有利なエンジンは「大排気量、多気筒、水冷、最高出力発生回転数が低い、ギアが少ない(6速車より5速車)。」です。

弊社で販売しているバイクなので、誤解を恐れずに「今買えるバイク。」でご紹介しましょう。
だってこのブログの大前提は、「実際に触った、実際に乗った。」ですから。



当店の頂点の一つはBMW K1600シリーズですな。
唯一無二の水冷直6エンジンです。
高回転を回すのが本来は得意なハズのBMW技術陣が、あえてピーク出力を8,000回転以下に設計して世に出したのは、もはや「素晴らしいバイクのエンジン作ろう。」なんてレベルではありません。
「シルキーシックスを2輪でも味わいたい。」という、我がままなで贅沢な大人を満足させるために作ったのであろうと、私は勝手に思っております。
(シルキーシックスという言葉が琴線に触れる人は、完全にオッサンです。)


もう一つはヤマハ、VMAX1700だと思う・・・。
思うというか、実証されてしまっているのでケチのつけようがない名機です。
直6に比べて、クランクの幅の長さが短いのは剛性的に有利
最高出力回転数が高いのは不利なハズですが、「そんなの関係ねぇ」(古っ)って感じで無敵街道ばく進中です。

この辺りのバイクだと、普通のメンテナンスさえしていれば、10万kmは余裕で走れます。

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逆に不利なのは・・・。
ここはカワイソウですが、XT250セローとかのOFF車でしょう・・・。

少排気量、空冷、単気筒、OFF車はタコメーターないからレッドゾーン無視でブン回されます・・・。
シフトチェンジも、「ケリ入れ、カキアゲル。」のが正しい使われ方だし・・・。

いいエンジンです。
今時の排気ガス規制をクリアしているエンジンの中では、間違いなく傑作空冷です。
耐久性も225cc時代から比べれば、各段に向上しております。
私は20年以上前に225ccセローを真夏のイナベのMXコースに持ち込んだ時に、1時間も走らずにピストンとシリンダーをダメにした事があります。
今の250ccなら、今年の夏でも3時間は走れたハズ。

何Km走れるかは使用状況次第ですが、一番不利なのは確かです。

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この「使用状況次第」、多くの方が「そんなの当り前。」と分かっていても、具体的な例や状況までは体感した事は少ないでしょう。

一例として上げるには最高の素材、PRO-TEC名古屋北でメンテナンスしているYZF-R1(JSB1000)のレーシングマシンのクラスで、他チームさんの状況を交えてご説明していこうと思います。


「最高の素材」 という理由は・・・

1. 全チーム、2015~2017年のYZF-R1を使用。エンジン等の基本スペックが同じである。
2. 高いレベルの基本メンテナンスを、定期的に行っている。(ハズ・・・)
3. 同じコースを走行している。(走行パターンが同じ)
4. 二次減速比(スプロケット歯数)が使用状況に合わせてある。(ムチャに回していない。)
5. 使用回転数、走行距離、各ラップタイム等のデータが、客観的数字で残っている。
6. 乗車ライダーの腕が、ある程度のレベルをクリアしている。(ライセンス保持者である。)


などなど基本的な条件が揃っているし、なんといっても1年間、私自身が見て触って体感しているってのがポイントです。

ここからは明日のブログでUPしますので、よろしくお願いします。


PRO-TEC名古屋北
柴田 典生











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